どーでもいいことですが、ヅカのパンフレット
1000円でした。びっくりです。。。
それではつづきです。
白羽ゆりさん演じるエリザベートは、歌唱力とかでは
一路さんやマヤさんとは全然違うんだけど、でもね。彼女には
先の二人には絶対持っていないものを持っているのよ。
それはね・・・
若さよ!!
だから、バートイシュルのシーンではホントにやんちゃな
かわいいシシィが観ることができます。東宝版とかではフランツが
シシィを一目見て惚れたって感じがするんだけど、
シシィの元気いっぱいな?!ところとか、明るく無邪気な
ところを見ているシーンがあってね(オレンジが転がって
それを必死に取りに行こうとして、こけたりとか・・・)
フランツがシシィに視線を向けている様子がよくわかったの。
そういった意味では新鮮だったよぉ!
だけどその反面、後半の晩年に差し掛かるとちょっとつらいかな??
難しい役だけど、もうちょっと歌いこんでいてほしかったです。
トートが主役なので、エリザのシーンがちょっと影が薄く感じられた。
夜のボートのシーンも東宝やオリジナルよりも、短いし、
反対に器械体操のシーンで倒れる場面は長かったりする。
これはタカラヅカ独特だなぁって思った。
あとね。マダム・ヴォルフのシーンでは、側近たちが相手を見つけてくるのではなく、
こっそりと宮殿にマダム・ヴォルフの女性たちを呼んで
(ラウシャー牧師曰く、宅配だそうな・・・)グリュンネ伯爵が女性たちから
誘惑されるシーンが東宝バージョンではあったけど、
ヅカバージョンは、フランツがそのシーンで誘惑されていた。
これ、かなり衝撃!!東宝バージョンで
これされたら、それも綜馬さんフランツだったら発狂してるかも!?
だって!!フランツ自身が誘惑され、自分で選んで、自分から寝室に誘っているんだもの。
私のイメージする綜馬さんが・・・・って思うわけよ。
しかも、なぜかそのときルキーニに写真をとられ、その後、器械体操のシーンで
夫の浮気現場写真として、トートからその写真をエリザベートはみせらるんだけどね。
写真で思い出したけど、エリザベートは世界中の大使に命令して、自分の国で一番
美しい女性の写真を撮ってこいという命令をしているって言うシーンも初めて観た。
だからルキーニはたくさんの写真を撮影しているのです。いろんなシーンでね。
ルキーニ役の人は一生懸命がんばっているって言うのは
伝わってくるんだけど、まだなんかちょっと不真面目なところになるしーんとか
だと硬くなっていた。そこをもっとコメディっぽくすれば、
ルキーニとしてもっと伝わってくるかもって思った。
本来の彼女は違うかもしれないけどね。
幕間が35分とチョー長い!多分ご飯を食べる時間なんだろうね。
ヅカファンマダムの皆様の。一人観劇でご飯を食べなかったら、
この休憩時間は長かったわ。ま、某カード会社の貸切公演なので、
幕間に抽選会があって、何故か初めて景品GET!
でも・・・ビミョーなアイテム・・ヅカ版エリザのクリアファイル。。
使えないよぉ
ルドルフとの闇は広がるは、かなり!ポイント高い!!
トートとルドルフの二人ともものすごい気合入っているのが
客席にも伝わってきたし。トートに圧倒されてまくっている
ルドルフって言うのもよかったよ。
やっぱりラストのフィナーレがすごい!!
私はこれがついていけなかった。宝塚ファンの方、
ごめんなさい。私は最後のグランドフィナーレが
まったくだめでした。エリザベートのまま、終わってほしかったです。
もちろんトップスターが大階段を羽を背負って(表現あってる?)
降りてくるところとかはすごいなぁって思うんだけど、
演目が好きな私には、”うぅ・・・なかったらなぁ・・”などと
思っちゃいました。
3作品観て、どのバージョンもいいところはたくさんあったし、
また、違うものとして観劇できたって言うのもうれしい発見でした。
機会があったら、ヅカ版エリザは観てほしいかもって思うかも。
比較の意味で。東宝版ではわからなかったトートの
葛藤がより一層わかる感じがしたし。
・・・でもね。やっぱりトートは祐さんだと私は思いました♪