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観劇前ランチの後、オペラグラスを忘れた私は一度家に戻って
まったりとすごしてから、もう一度劇場へ向かいました。

ところで、みなさんはあの女の園、宝塚に男子部があったことを
ご存知でしょうか?
この宝塚BOYSはタカラヅカの舞台を夢見た男性たちの
悲しくもおかしいお話です。

ではでは、レポですが、毎回のことですが、
レポの中身はネタバレしています。私の主観で
観たままの感想を書いています。それについての
ご批判等は受け付けません。
それにちょっと長いです・・
それでもいいよぉ~とおっしゃってくださる心の広い方は
続きからどうぞ♪


終戦直後、宝塚の創始者、小林一三宛に届いた
1通のはがきからおこる宝塚の歴史が変わる瞬間でした。
その内容は宝塚歌劇団に男子を・・・と言うものだった。
集まったのはさまざまな経歴を持つ男性たち。
はがきを送った帰還兵、電気屋の息子、宝塚歌劇のオーケストラメンバー、
旅芸人の息子、自称闇市の愚連隊、現役ダンサーと
変わり者ぞろい。
宝塚の生徒やファン、関係者からは疎ましい存在と思われながらも
彼らは大劇場での出演を夢見て、ひたすら稽古の毎日。
しかし、彼らに与えられる仕事は馬の足や陰コーラスのみ。
それでもいつかは・・・と言う夢と現実の狭間にゆられて
しまいます。そして、宝塚男女合同公演の企画が持ち上がるのですが・・・

というお話。
ストリートプレイ+タカラヅカチックのレビューと
盛りだくさんの舞台でした。

出演は真珠夫人の葛山信吾さん、ダンスオブヴァンパイアのオカマキャラ吉野圭吾さん、
落語家の柳家花録さん、M・Aの山路和弘さん、エリザベートでゾフィーの初風諄さんと
結構有名な方がたくさん出ていました。

というか、私の中で、吉野さん=オカマキャラだったので、
そのキャラがどのように変わるのか、ものすっごく興味があったの~
でもね。吉野さんのキャラ、めちゃイヤミなヤツ!
吉野さん演じる星野以外はオーディションで(一応)選ばれたメンバーだったんだけど
星野は劇団のほうがお願いしてきてもらったプロのダンサーだったから。
言ってる事は正論なんだけど、でも・・・と言う役柄。
でもね。ダンスシーンは他の人々を寄せ付けないほどでうっとりと見惚れてしまいましたわ。
そんなイヤミな星野ですが、他のメンバーと一緒に過ごしながら、
少しずつ変わっていくのがよかったです。
・・・吉野さん、カマキャラ脱出しましたよ!私の中で!!

それぞれ、舞台の経験があるキャストさんだったので、舞台での”間”が
絶妙!台詞回しも!特に稽古シーンは爆笑でした!
がんばってもがんばっても、足が上がらない元自称愚連隊の姿は
サイコーにおもしろい!!
男7人しか舞台にいないんですよぉ!それはそれはアツイ舞台でした。
ダンスの練習シーンは一応プロのダンサーである吉野さんを
見本に練習するんだけど、もうね、笑える!!みんなバレエなんて
やってないから、動きが硬いし・・・ホンマに星野じゃないけど、
こんなんで大丈夫なん??っておもうぐらい・・。

時々、稽古場をのぞきにくる山路さんの台詞回しも最高!
時々アドリブ??なんて思うぐらい。宝塚男子部を応援している一方で
会社員という立場も考えなければならない。
宝塚の生徒との交流は現金と言われているにもかかわらず、
誰か生徒に恋文を書いたとして、その犯人探しをするんだけど、
その文章がものすごい!!これかいたの誰だよ!って思うぐらいくさいセリフの
オンパレード。まとめ役に任命された柳家花録さんが、

「書いた人は私のところまで言いにきてください。私はそれまでねません!!」

なんて宣言しちゃったし。(しかし、ときどき居眠りをしている姿がなんとも面白い!!)
それを聞いた他のメンバーも寝るに寝れず、
みんなで犯人は誰だよ!ってはなしのところにすまなそうに
山路さんが登場!恋文事件は男子部をよく思っていない人々からの
嫌がらせだったことが判明。疑ってしまって悪かったとその当時では
どうやって手に入れたのか?っていうお酒を持ってきて男子部メンバーに
謝罪したの。そのお酒を飲みながら、お互いを信頼していく男子部の姿が
ものすごくまぶしかった。

男女合同企画の台本ができて、その稽古をしようとするけど、
男子しかいないため、相手役の女性がいない。
仕方なく、葛山さん演じる竹内がその役をするけど、微妙に
うまい・・っていうかしぐさがおかまっぽい。
メンバーからは”あいつほんまもんちゃう??”疑惑を
常に向けられているのがおもしろい!
そのときに吉野さんが、微妙に逃げようとしているしぐさもサイコー!
あと、その台本をもらったときに、お互い譲り合ってみようとしないけど、
まとめ役の花録さんが、台本を開けると食い入るようにみているところを
今まで気にしてなさげの吉野さんが一番とびついてみているのも
おもしろかった!

あとね。下宿のおばちゃんに初風さん。
私の中ではゾフィーがおばちゃん!?だったんだけど。
しかも割烹着にもんぺ姿だし。想像できない!!って思っていたけど、
しっかりなじんでいたし。もとが上品な感じの方だから、
しぐさがものすごく上品なの。あんな男ばっかの下宿屋の中でも
清楚な感じがした!

台本もらって女性役がいないってところに
たまたま稽古場を掃除しに来たおばちゃんにお願いしたら、
めちゃめちゃうまくて、メンバー全員あっけにとられてるの。
でもすぐその舞台の世界に戻ってきて、台本どおり稽古していくの。
おばちゃんは大劇場ができる前に怪我が元で舞台に立つことが
できなくなってしまった人だったの!だからメンバーの気持ちが
ものすごくわかる人でもあったのね。

今日、宝塚に男子部は存在しないから、このお話の最後は
私たちはあらかじめ知っている。やがて解散のときがくるんだけど、
そのとき、メンバーの一人で病気になってしまった長谷川(三宅弘城)が
病院を抜け出して、行方不明に。メンバーは稽古場にいると確信して
探しにいくの。そこでメンバーはここであったいろいろなことを
思い出しながら、”清く正しく美しく”の掛け軸にそれぞれの思いを
こめて見つめてるの。
1幕は笑いっぱなしだったのに、2幕は涙が出てきちゃったわ。
やっぱり舞台って役者さんの気迫をまじかで感じることが
できるから、すごいよね~

最後はヅカチックのレビュー。
幻と消えてしまったけど、燕尾服に生き生きと演じている皆さんが素敵でした。
でもね。やっぱり吉野さんのダンス、素敵でした。どーしても、どーしても!!
吉野さんしか目が行きませんでした。他のメンバーさんごめんなさい!!
大階段じたてのをヅカレビューっぽく右手に花輪をもって降りてきてました。

舞台の最初では吉野さん以外、まったくと言っていいほど
踊れなかった人たちが、踊ってるよ!ってしかもちゃんとリズムあってるし。
またそこに感動!だから、1幕の踊れないシーンは思い出すとより笑える。

宝塚に男子を・・という希望は消えてしまったけど、
でも彼らの行動は決して無駄じゃなかったのかなぁって
思った。
観劇後、なんだか、ほっこりした気持ちになりました。
ストリートで3時間、しかも休憩15分・・かなりタイトな
舞台ではあったけど、めちゃめちゃ面白かったです!
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