日常生活のひとこまをそっとあなたに教えます
今から12年前、阪神大震災がありました。
私は当時、神戸の学校に通学していました。自宅は神戸ではなかったけれど、震災後すぐの神戸の街を見ながら、なんともいえない気持ちになりました。お気に入りだった教会も倒壊し、街の空気もなんともいえないものでした。だから、ものすごくさみしく、また、怖い気持ちになりました。もう、私が大好きだった神戸にはならないのではないか?と思ったこともありました。
震災の年のルミナリエをみたとき、なぜか涙がでました。初めてみる光のイルミネーションだったからかもしれませんが、でもなんだか切なくて、光の一つ一つが神戸の街に降ってきていて、人の心を慰めているみたいでした。
私の家は倒壊したわけでもないし、家族や友人が犠牲になったわけではないけど、それでも震災後の神戸の街を毎日毎日みながら過ごした1年はなんともいえない気持ちになります。
あれから12年。年月が過ぎるのは早いです。少しずつ、神戸の街もかつての街に戻ってきたように思います。しかし、まだまだ見えないところなどでは本当の復興はまだかもしれません。
忙しい毎日を過ごしながら、自分が豊かに幸せに暮らしていることに感謝しながら、しかし毎年この日だけは私の人生の中で絶対忘れない、忘れてはならない日であると思っています。
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